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投資に大切なことは?社長が語る「成年年齢引き下げと日本の投資教育」
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投資に大切なことは?社長が語る「成年年齢引き下げと日本の投資教育」

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2022年4月から成年年齢が引き下がりました。18歳から親の同意なしで証券口座開設、証券投資ができるようになり、若者や日本の投資体験は変化するのでしょうか。外貨ex byGMO代表松本さんに聞いてみました!


18歳から証券投資が可能に。メリットは?投資体験は変わる?

―――成年年齢引き下げにより投資体験はどう変化したのでしょうか?

まず、投資は儲かる、損するに関わらず体験することそのものが大事なので、人生で投資体験できる時間が2年でも増えたことは個人にとってポジティブな変化だと思います。また、金融業界からしても投資を始められる人口の範囲が広がるのでプラスなことです。
ただ、20歳と18歳の差はたった2年ですし、成年年齢引き下げ前から若者の投資体験が変わる余地はあったと僕は考えています。
 
実は「日本の投資人口を増やそう!」という取り組みは以前からありました。というのも、例えばアメリカは個人の金融資産の約5割は「株・債券」ですが、日本の個人の金融資産は約半分が預貯金で、株や債券などはなんと約一割なんです。

日本も投資の割合を増やしていかないと、グローバルに見たとき日本の資産が目減りしてしまうという危機感もあり、日本に投資をもっと広めていこうという業界の流れがずっとありました。
 
実際ネット証券や当社のようなFX業者がサービスを提供しはじめ、お店に行かなくても口座が開設でき、取引ができるようになるなど、幅広い年代の人が投資体験をすぐにできる土壌づくりを業界としては行ってきていましたし、僕も推進してきました。

高校での投資教育も開始。懸念していること。

―――18歳から証券口座開設ができるようになったことに加え、高校でも家庭科で投資教育が始まりましたね。先ほどの話のように日本も投資教育に力を入れていることがうかがえます。

日本に投資を根付かせようとする取り組みの影響でようやく、学校にも投資教育を導入するところまできましたね。高校の家庭科で投資を教えることはもちろん好ましいことです。
ただ、その手段や内容に少し懸念があります。
 
―――どんな懸念ですか?

投資に対して「つまらない」というイメージがつくのではないかという懸念です。授業では金融商品の特徴や、資産形成の方法などをメインに学ぶそうです。例えば金融商品(株式や投資信託、預貯金など)についてそれぞれの特徴やメリット・デメリットを学んでいき「あなたは将来のために、こういう資産形成をすると良いです。」みたいな授業をするイメージです。
そういった内容も、もちろん大切ですが投資教育で真っ先に教えるべきことでもないと思っていて、それよりも先にやるべきことがあると感じています。

日本と海外の「投資教育」の違い

―――では投資教育の最初には何をしたらいいのでしょうか?
 
投資体験を積み重ねられるようなものです。
例えば参考にしたいのがアメリカやヨーロッパの投資教育です。
 
アメリカなどの英語圏では、小さい子でも楽しく金融を学べる無料教材が多く用意されています。
日本でいう人生ゲームやモノポリーのような、子どもが遊べるシミュレーションゲームを通してリアルなお金の感覚を身に着けられるような環境が整えられています。
 
イギリスでは3歳から金融と経済を学びはじめ、資産形成だけをメインとしていないところもポイントです。算数でも金融教育の視点が盛り込まれていて、利率の計算や株価がどう決まるのかを学んだり「遠足でのおこづかいの使い道」を議論したりもするようです。
 
一口に投資教育といっても各国で違いがありますが、日本の教育が前述の例と違うのは暗記メイン、詰め込み教育の側面がまだまだ強いということです。詰め込み教育にもメリットはありますが、知的好奇心が刺激されづらい、自発的に考えづらくなるなどのデメリットもあります。
 
詰め込み教育で投資を教えられることで「投資=つまらない、面倒くさい」という印象が若いうちにインプットされ、入り口の段階から投資を離れる人が増えることを懸念しています。
そういったこともあり、日本でも高校から投資教育がはじまったからといっても、それだけでは国内の投資に対する意識は変わらないと思っています。

投資教育に大切な「体験の積み重ね」

――投資を身近なものにしていくためには、どんなことをしたらいいのでしょうか?

やはりシミュレーションゲームなどを通して投資を体験し続けることですね。
「体験と経済と投資」を結び付けるようなことをするべきだと思います。
社会人になってからいきなり、リアルなお金を使って投資体験をすると、儲けることばかりに気がいってしまい、投資の本質を見誤ることになります。
実際のお金を使って投資するわけではなく、まずはシミュレーションゲームを通じて楽しく面白く投資体験を積み重ねる。投資が人生の一部になるための時間をいかに作れるかが大切なので、ゲームやごっこ遊びなど身近なところから体験をやっていくべきです。
 
例えば、僕の通っていた高校では商業経済という科目があって、その中にもシミュレーションゲームのようなものがありました。3人~5人くらいのチームで会社を立ち上げ、会社の利益を競います。
また、銀行や証券会社や日銀なども生徒が運営しており、投資や経済が
身近に感じられる授業
でした。
小さい子どもが体験する場合は、八百屋、スーパー、パン屋など、身近なお店を使って、そういった体験ができるといいと思います。

今の日本では、多くは20代や30代になってから投資をはじめて、そこから経験を重ねていきます。しかし一般的に20代では投資に充てられるお金はまだ多くないですよね。なので、投資体験のバリエーションや回数も少なくなってしまいます。
 
シミュレーションであれば大きなお金を使った投資体験が沢山できますし、小さい頃からシミュレーションで投資の経験をしておくことで、大人になってからリアルな投資を経験するときには、投資の幅がより広がっていくのではないかと思います。
楽しくできるシミュレーションゲームなどを投資への入り口にできたら、投資に対するネガティブなイメージもつきにくくなると思いますし、投資の入り口として、そういったことが浸透していくといいですよね。


投資には体験の積み重ねが大切だということがわかりました。
成年年齢引き下げにより、リアルな体験を積み重ねるチャンスが増えたことはいいことですね。投資で常に儲けることはプロでも難しいことですが、続けることで、経済や社会と繋がることができ、新しい出会いや発見も広がります。この記事を通じて、投資に対する前向きな気持ちをお届けできたら嬉しいです。

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