
【社長インタビュー】投資と生活が融合していく社会を目指して
外貨ex byGMOの松本好史代表取締役社長が「豊かさ」について、外貨ex byGMOの目指す世界観について語ります。
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※当社は2021年9月27日に社名を変更しました。そのため以下文中の社名は現在の社名に修正しております。(2021年9月27日)
投資に関わる人々が豊かになることを目指す会社
ー松本さんは、外貨ex byGMOをどんな会社にしたいと考えていますか?
松本:当社が大切にしているコンセプトは「豊かさ」です。
「豊かさ」とは、外貨ex byGMOをご利用いただいているお客さまだけでなく、社員やそのご家族、取引先や関係者を含めて、外貨ex byGMOに関わる多くの人々が豊かになることを描いています。
松本好史 代表取締役社長:株式会社大和証券グループおよびマネックスグループ株式会社を経て、ヤフー株式会社入社。2019年 3月から現職。
ーFXや投資信託などの金融商品を扱っている以上、全てのお客さまに利益を分配することは難しいはず。具体的に「お客さまを豊かにする」とは?
「外貨ex byGMOで取引して良かった」と思っていただけるような付加価値のあるサービスを、いかに提供できるかを大切にしています。
例えば、マーケット情報を気軽に学べるスペシャルレポートや公式ツイッターを通じての情報発信、取引ツールの使いやすさであったり、キャンペーンの魅力や安心して利用できるセキュリティの堅牢さだったり。
特に「外貨ex byGMOアカデミー」で触れられるニュースやセミナーは、初心者はもちろん中級者の方でも学びになるコンテンツを提供しています。FXは世界各国の通貨をトレードするので、例えば米ドル/円の取引を通じてアメリカ経済の動向やトレンドを知るきっかけになれば、お客さまがグローバルな価値観を広げる一助にもなります。
嬉しいことに、2020年7月には「FX口座満足度ランキング2020」にて総合満足度部門第1位を獲得することができました。
ー「豊かさ」を大切にするようになったのはなぜですか?
私は新卒で大和証券株式会社に入社し、その後、マネックス証券株式会社に転職しました。当時の世の中の動きが原体験になっています。
それまで、証券会社は富裕層や投機筋など限られた方々を顧客にしていました。しかし1996年の金融ビッグバン(日本版ビッグバン)をきっかけに「証券会社設立の規制緩和」と「株式取引の売買手数料の完全自由化」が実現し、金融自由化が加速度的に進みました。
日本でも一般家庭のお金が、銀行預金を通じた間接金融から、株式や国債といった直接金融に流れ始める中、マネックス証券をはじめとしたネット証券が生まれました。
限られたごく一部の人向けに閉ざされていた投資の世界を、一般の人も気軽に参加できるような世界にしたのがネット証券で、私もマネックス証券で16年間、その世界観の実現に邁進してきました。
多様な人々が投資を体験することで、それぞれの「豊かさ」を実現していくという理念は当時から変わらず、外貨ex byGMOでも実現できたらと考えています。
当社のサービスが生活圏の中に組み込まれる世界観を目指したい
ー外貨ex byGMOならではの強みは何ですか?
当社はヤフーグループの100%子会社(取材時点)なので、運営に関する安心感と信頼感を提供できます。最近は「PayPay」と連携して、取引のたびにキャッシュバック特典が貯まり、受け取り方法をPayPayか現金を選択できるキャンペーンも実施しています。
当サービスで取引すると、PayPayが貯まるので、ちょっとしたお買い物やお食事の支払いのお役に立てたらと思います。
「PayPay」はユーザー数が3,000万人を超え、220万箇所以上の加盟店で利用可能です。コンビニやレストランなど身近な生活圏で利用できる「PayPay」との連携が進めば、投資と消費がより密接に連携し当社を利用するお客さまに新しい付加価値を提供できるはずです。
また当社の利用者の大半は、スマートフォンで取引をしているのも特徴です。スマートフォンアプリは約10年前から提供していて、FX業界でもかなり早い時期からスマートフォンでの取引を可能にしていました。
スマートフォンが日常の生活圏に浸透しているため、当社のサービスを活用していただきやすいです。
株は上場している銘柄数が約4,000と選択肢が多いですが、FXの場合は取り扱う通貨ペア数に限りがあり、主要なペアで言えば米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円と絞られてきます。スマートフォンで気軽にシンプルに取引するのに当社のサービスは親和性があると思います。
「金融にインテロバングをつけていく」課題解決型の会社
ー外貨ex byGMOで働く社員は、どんな人が多いですか?
「会社が好き!」「一緒に働く仲間が好き!」と言う社員の声をよく聞きますし、純粋に仕事を楽しんでいる人が多いと感じます。トップダウンで降りてきた仕事をやるのではなく、役割の中から自ら課題を発見し、考え、アクションを起こすことで成長しているのが外貨ex byGMOです。
当社は「金融にインテロバングをつけていく」というミッションを掲げています。インテロバングとは「ビックリマーク(!)とはてな(?)の組み合わせ」です。つまり、疑問に思うことがあれば課題として挙げて、それを「そんなやり方もあったのか!?」という既成概念にとらわれないアプローチで解決できるような会社を目指しています。
ー 働くうえで、金融業界での経験や知識が必要ですか?
私は中途採用の最終面接に常に関わっていますが、最近は別の業界から転職してくる人が増えました。もちろん「FXや金融の仕事で貢献したい」という同じ業界の人もいますが、ミッションや理念に共感して、入社を希望してくれる異業種の人も増えましたね。
デジタル通貨が浸透し、国内でも「PayPay」をはじめとしたキャッシュレス決済が急速に普及しています。お金や金融における新しい価値観が広がる中、外貨ex byGMOも既成概念にとらわれない人や考え方が今まで以上に必要になってくると思います。
ー 既成概念にとらわれないとは?
例えば、日本の家計の金融資産構成では、預貯金が半分を占めていて、投資に回っているお金は全体の2割にも満たない状況です。2020年6月時点では、全国の銀行の預金平均残高は過去最高を記録しました。
日本の経済を活性化させるためにも、金融庁が提言している「貯蓄から投資へ」が、大きな課題となるのは明白です。
その課題に対して、これまでの金融という既成概念にとらわれない、課題解決のあり方が求められていると思います。それは例えば、ショッピング感覚でFXに投資できるようなカジュアルさだったり、「PayPay」など生活と密着したサービスとの連携、スマートフォンアプリの利便性などです。
そういった「インテロバング」を積み重ねていった先に「国民の半分以上が投資している」という状態になれば経済が活性化し、より「豊かな」社会の実現に貢献できると考えています。
ー 外貨ex byGMOでは、活躍している社員や新規プロジェクトに抜擢される人の特徴として、どんな共通点がありますか?
「金融にインテロバングをつけていく」というミッションに対して、「それぞれのカチを、それぞれのカタチに」というビジョンを掲げました。それを達成するための3つのバリューとして「Good Challenge、Good Cycle、Good Support」を明記しています。
新しいことにチャレンジする人だけでなく、バックオフィスとして会社のサイクルを回していく人も、カスタマーサポートなどでお客さまを支える人も大切です。自ら役割やポジションを選び、それぞれのカタチで一歩先のバリューを発揮してもらいたいと思っています。
その中でも「自分で課題を発見し、解決方法を常に考えている人。ものごとに対して俯瞰的に見ることができる人」が活躍している人の共通項である気がします。
この2020年4月に緊急事態宣言が発出し、当社もリモート勤務に切り替えました。金融業界では珍しく、10月現在でも8割の社員がリモート勤務を続けています(本インタビューは2020年10月実施)。
リモート環境を前提とした働き方では、アウトプットの質やスピードが評価の基準になっていきます。指示されたことをただこなすだけではなく、アウトプットに付加価値をつけられる仕事の仕方が問われます。
この環境では、市場や会社のダイナミックな動きを把握する俯瞰した視野や、課題解決というゴールをしっかり見据えながら短期的な軌道修正にブレない視点が必要です。
「金融にインテロバングをつけていく」に共感する仲間を大募集
ー 今後の目指す方向性を教えて下さい。
外貨ex byGMOのマーケットシェアは、通貨取引量で業界3位ですが、社名やサービスの認知はまだ低いのが現状です。国内に広く知られている「PayPay」と連携することで、まだ投資に触れたことのない方々に知っていただけるチャンスだと考えています。
現在、一緒に働く仲間を募集しています。「金融にインテロバングをつけていく」というミッションに共感してくれる方々の参加を、ぜひお待ちしています。
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