
なぜ投資をすすめるのか、金融会社の社長がキャンプに例えて語ってみた
こんにちは、外貨ex byGMO株式会社代表の松本好史です。
僕は投資人口を増やしたいと常に思っています。投資の魅力を伝え、投資人口を増やしていくことがライフワークといっても過言ではありません。
投資経験をすることで、それぞれがより豊かな人生を送ることができると信じています。今日は少し深堀りしてみたいと思います。
参加する人が増えると、選択肢も多様化する

投資体験を通して豊かに生きる人が増えることは、それだけで喜ばしいことです。
それに加え、投資人口が増え業界が盛り上がると、より個人にあった投資体験が選べるようになっていくメリットがあります。
どういうことか、キャンプに例えてみます。
キャンプはこのコロナ禍でクローズアップされ、これを機にデビューした人が多くいます。
その中で、道具にこだわりたい人、ロケーション優先の人、大自然に癒されることが目的の人、キャンプグッズを集めるのが楽しい人、仲間と過ごしたい人、ひとりの時間を楽しみたい人、写真映えを求める人・・・。
いろいろな人がはじめたことでニーズが多様化し、応えるようにしてキャンプのバリエーションも増えていきました。
グランピング、女子キャンプ、ソロキャンプ、ワーケーションなど、それぞれにあったキャンプのスタイルを選べるようになってきています。
キャンプというカテゴリに入ってきた人たちの「もっとラグジュアリーなキャンプがいい」「最小限に切り詰めたキャンプをしてみたい」「ひとりきりでやりたい」などいろいろな想いが多様なキャンプを生んでいます。
主催者(=投資でいうと証券会社)が率先してバリエーションを提案しているというよりは、参加している人々の意見を取り入れていった結果いくつものキャンプができたというイメージです。
同じように投資も、まずはじめる人が増えないと、投資に対してそれぞれが求める価値は変わっていきませんし、バリエーションも増えていきません。
投資をはじめる人が多くなれば業界が盛り上がり、選択肢がどんどん増えていきます。選択肢が増えればそれだけ、個人に合った投資の形が選べるようになり、新しい人が入ってきやすくなり、投資を続けやすい環境になっていき、いい循環が生まれます。
お金だけじゃない、投資体験が与えてくれる「豊かさ」

人それぞれ豊かさの基準や価値を感じるものは違います。
キャンプに正解がないように、投資にも「これが正しい投資!」というものはありません。人それぞれの投資体験でいいんです。
そして、多様性がはぐくまれると世の中の投資のあり方も変わっていきます。
ただ、正解がないのは前提として、投資をする上で意識してほしいことがあります。それは「投資の目的はお金儲けだけではない」ということです。
僕は常々「投資体験で受け取れる豊かさはお金儲けを超えたところにある」と思っています。その豊かさの一つが「世界が広がる」ということです。
どういうことかというと、例えば何か投資をはじめると自ずと価格の動きが気になるようになりますよね。値動きの原因を知りたくなり、情報を取りに行くようになる。そこで、投資をはじめるまでは出会う機会のなかった情報に触れられます。
その情報は本業に活かせたり、共通の話題となって人とのつながりを広げるキッカケになるかもしれません。
すぐに活かせなかったとしても「投資をしていなければ出会わなかった情報」を得ること自体、その人の価値を上げることになります。
その人自身の価値が上がると会える人もどんどん変わっていきますし、行動の範囲も広がっていきます。するとまた新しい情報が入ってきて、いい循環が起こります。これが、投資体験による一番のリターンです。
「1万円得した、100万円得した」というお金儲け的なことよりも、新しい情報や人との出会いなどプライスレスな価値を生む投資の側面が、人生においては重要だと僕は思います。
お金儲けだけが投資の目的になってしまうと、その人の人生にアドオンできるような投資体験にはなりません。人生にとって良いかどうかを考えた時、プライスレスな価値を生むような「自分だけの投資体験」を沢山の人にしてほしいなと思っています。
座学よりも体験

豊かな体験を生む「自分だけの投資」を見つけるには、座学ではなくまず本人が投資を実際にやってみる必要があります。
キャンプでも、座学でテントの貼り方や火のおこしかた、楽しみ方を学ぶより、まず体験して学びますよね。
HOW TO本を読むより、実際にキャンプを体験してみて「ここがもっとこうならいいな」「ここは楽しいな」「ここは苦手だな」と発見し、自分に合ったキャンプの形が見つかっていくのだと思います。
誰でも気軽に体験してみて、感じたことを発信したり、考えていくことで、広がっていきます。
投資もまずは体験することが大切です。体験を通して、自分に合う投資の形を見つけていく。体験する中「もっとこうがいい」「こういう形の投資はないだろうか?」とみんなが要望や意見を出していくことで投資や金融の世界がどんどん広がっていくのではないかと思っています。
最後に

投資体験そのものが人生に豊かさをもたらします。僕はそんな投資体験をたくさんの人に広げていきたいのですが、最初の一歩を踏み出しにくいと感じている人が多いことも理解しています。
どのジャンルでも、最初の一歩は大切です。
いいキャンプ体験をしている人はきっと、仲のいい人から誘われて、いい口コミを見て、などが入り口だったのではないでしょうか。
投資への一歩目も悪質な儲け話ではなく、信頼できる人やいいコンテンツが入口となる、そういう輪が広がるといいなと思っています。
誰もが気軽に投資をはじめられる世の中にしていけるように、これからも僕の立場から発信していきたいと思っています。
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