
家事分担の工夫で世帯収入UP、そして我が家に訪れた平和
日本証券業協会がnoteで「 #お金について考えていること 」コンテストを開催しています。これは当社としては見逃せない!ということで、代表取締役社長や執行役員に「お金」に関する記事を書いていただきました。今回は吉岡さんの記事です。
吉岡 晋吾:大学卒業後システム開発会社に入社。システムエンジニアとして経験を積み、2016年に外貨ex byGMOへ入社。システム部門のマネージャーを経験し、その後経営管理部門のマネージャーを経て現在は執行役員。
家事分担の工夫で収入を増やす!?

お金は「なぜ働くのか」に繋がりますよね。私の場合、『家族を養うこと』がお金を稼ぐ大きな理由なのでこのテーマを聞いた時すぐに妻や子どもが思い浮かびました。
生活していくには収入が必要で、それが多ければ様々な選択肢を選べると思います。子どもを習い事に通わせてあげたり、旅行したり、美味しいものを食べたり…お金が全てではありませんが、お金があることで得られる豊かさもたくさんあります。
よって、世帯収入を増やすために我が家は共働きをしています。
世帯年収を上げようとした時、仮に私が500万円、妻が200万円稼いでいたとしたら世帯年収は合計で700万円となります。
この状況でもう100万円増やそうとした時
私の収入を500万円→600万円にする難易度
妻の収入を200万円→300万円にする難易度
どちらが高いかをまず考えました。年収帯にもよるとは思いますが、一般的には収入が上がるほど求められる能力が上がり、責任も、そこからくるストレスも比例して上がっていくものだとすると、後者の方が簡単なのではないかと私たちは結論付けました。
そこで、妻に仕事で活躍し年収をあげてもらうにはどうしたらいいか考えたところ、妻が抱えている仕事以外の部分、つまり「家事」を私がサポートし、負担を減らしてその余力を仕事にまわしてもらったらいいのではないかと考え、家事分担をきちんとすることにしました。
家事をタスク分解、適切に分担してPDCAサイクルを回す
そのためにまず、妻がやっている家事を洗い出す作業をしました。タスクを全て紙に書き、内容をなるべく細かく分解します。例えばただ「ゴミ出し」とするのではなく、「家の中のゴミを集める」「ゴミを分別する」「ゴミを出す」のような感じです。
この作業を行ううち、私自身は家事が苦手ではなかったことも幸いして、私がやったほうが効率的な家事を見つけることが出来ました。分担するときは得意不得意、やりたいやりたくないを最大限考慮したり、私は家事のスピードが遅いのでのんびりやっても大丈夫なものは私が担当するようにもしました。
私がサポートするようになった家事分担を一部ご紹介します。
・料理:私と妻、半々ぐらいのリソースで分担(妻の方が美味しい料理を作りたいという欲求があったので作れる時は妻が担当)
・洗濯物干し:私(妻は干すのが嫌いということが判明したので)
・洗濯物畳み:私(ゆっくりやっても大丈夫なので)
・子どものお風呂:私
・子どもの習い事への送迎:私と妻、半々ぐらいのリソースで分担
・休日の子どものお世話:私(妻は週末ゆっくり休みたいタイプなので)
決めた家事分担を実践し、そぐわない部分があれば改善するプロセスを繰り返したところ、現在はこのような状況に落ち着いています。

収入が増えること以上に嬉しかったこと
取り組みの結果、幸いな事に妻の収入は増えましたが、それ以上に心穏やかに生活が出来るようになったことが大きなメリットだったと思います。
というのも、以前は家事を気付いた人がやるようにしていたのですが、そうするとどうしても不平等感が発生し、衝突してしまうこともありました。
現在は、基本的には前述のように分担していますが、決めた役割じゃないとしてもお互い手伝ったりしますし、平和です(笑)。
まとめ
お金だけが豊かな生活を送るために必要なものではないですがお金がある事で実現出来る豊かさがあるのも事実です。世帯年収を上げるという共通の目標を持ち、お互いが気持ちよく会社での仕事、家庭での仕事(家事)をこなしていく事でより豊かな生活が送れるようになるのではないかと思います。
家事はどうしても誰かがしなければいけません。逃げられないのであれば、押し付け合うのではなく、会社での仕事と同じようにお互いの強みを活かし弱みは補い合い、いかに楽にできるかという共通のゴールへ向かってすり合わせていくことで、お互いの抱えている不満を減らしていけると思います。
そのための話し合いや、PDCAサイクルを回すことを仕事と同じようにこれからも続けていきたいです。
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